Illustrator CCを17.1.0にアップグレードしたら、パスの曲線セグメントをダイレクト選択ツールで編集すると方向線の長さだけでなく向きまで動いてしまうようになりました。
PhotoshopもCS6で同じような挙動をするようになったが、パス選択ツール(パスコンポーネント選択ツール)のオプションバーにある「固定パスのドラッグ」のチェックすることで以前と 同じ挙動に戻すことができました。
ただし、Illustrator CC(17.1.0)では以前の挙動に戻すオプションがどこにも見つからず、非常に使いづらくなってしまいました。いや、使いづらいというよりはまともにパスの編集が出来なくなったと言って いいかと思います。
従来の方向線の長さだけが編集される挙動であれば、繋がった曲線影響を受けることもありませんし、曲線パスの上下左右の頂点のアンカーポイントの方向線は水平か垂直でコントロールできました。
下記の例のように曲線をトレースする場合、頂点のアンカーポイントの方向線は水平であれば、後はセグメントをダイレクト選択ツールで編集すれば正確にトレースが可能でした。
17.1.0での挙動では、セグメントを移動させると方向線の向きまで動いてしまいます。
なぜ、このような挙動にしたのか理解できませんが、せめて以前の挙動に戻せる設定がなくてはいけないと思いますが、そのための設定が見つけられません。